仕事の慣れが怖い

普段、私達の暮らしの中では、あまり大きな変化はなく、殆ど同じことの繰り返しです。
これは、医療における職場でも同じで、看護師として看護養成校で学んでも、専門の部署に配属されたのちは、その看護学校での知識や技術が全て活かされるわけではなく、専門に分類された職場の中で単調な仕事をすることが現状です。その為、まだ新人の頃には看護学校で学ばなかった多くの知識や技術の習得が必要となり、毎日が新しい作業の連続で、忙しい日々を送ることになりますが、殆どの職場は一年もしないうちにやがて仕事にも慣れてきます。
しかし、交通事故などの例でも、まだ技術がつたない未熟なドライバーは、技術の未熟さから車をこすったりぶつけたりと言う、事故がありますが、人を巻き込むような人身事故に発展するケースは意外に少なく、重大な事故に発展するのはこの慣れ始めにより、注意力が散漫になって起こることの方が多いと思います。仕事も同じで、どんな職場でも熟練した技術者が慣れによって、環境の変化に気づかず重大なミスをする事もあります。
看護の現場で多いミスは、与薬ミスだそうです。こちらも、新人看護師よりベテランの看護師の方が起こしやすいそうです。なぜ、ミスをしてしまうのか、ミスをしないようにするにはどんなことに気をつければいいのか、こちらのサイトに掲載されていたので一度ご覧になってみてください。<富山の看護師にお届けする「薬・雑学・悩み・求人まとめサイト」>
しかし、注意力などの意識の問題は、心の問題で努力して身につくものではなく、つねに新鮮な気持ちで仕事にあたることは難しいのが現実です。その為、職場の中では身分の上下や勤続年数などに関係なく、何気ない変化に気づいた人が、仕事の始まる朝礼などの席で伝え合うことが大切だと感じます。今はそう言った環境が少しづつなくなり、新人が朝礼で意見を述べる光景が少なくなりました。

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