看護師の憂鬱にどう対応するのか

看護師が抱える憂鬱な悩みは、就職後から始まるわけではないということをまず考えてみましょう。一般的に看護師になる方法は高等看護学校への進学、一般的な普通科の高校へ通った後、専門学校へ進む、または大学へ進学して看護を学ぶかのいずれかになります。高等看護学校への進学を希望する際は、中学生の段階からすでに進路を決め、それに向けて勉強を始める必要がありますが、各自治体に高等看護学校があるわけではないため、遠方から入学を希望するとなると寮への入居、または下宿などを探すことを検討しなければなりません。
10代半ばで親元を離れる決心をするのは、難しいことなのではないでしょうか。その場合、一般的な普通科の高校を卒業したのち、看護の専門学校や、看護のカリキュラムがある4年生大学へ進学することになります。学ぶ方法はあくまで個人差ですが、横浜のように准看護師制度を廃止の方向で検討している自治体もあり、学生は学ぶ方法を早めに検討し、他の自治体が考える看護師免許の活用法に対応するべく検討しなければなりません。まだ他の自治体では准看護師を認めていますが、正看護師を目指す方が確実であることは確かになってきています。
国家資格取得を目指す勉強が専門学校で賄えるのか、不安を抱えている学生も少なくないのではないでしょうか。もちろん、その上で就職に関しても考えなければいけません。准看護師として就職した場合と、正看護師で就職した場合の待遇の違いや、出来る仕事の違い、立場の違いはその後の人間関係に大きく響きます。出来ることが多い正看護師は責任も大きく精神的な負担が大きいと言われていますが、准看護師はその逆でサポートに徹することにジレンマを感じています。自分の立場をどのように確立していくのか、就職前に考える必要に迫られるのです。
看護師の憂鬱に繋がる悩みに対しては、各病院ごとの取り組みがその数を減らすことになりますが、実際に対応出来ているのは大きな総合病院に偏りがあり、小さな個人病院では限界がある状態になっています。とは言え、結婚や出産で看護師を退職した方が復職しやすい環境を整えるべく、託児所の整備や保育士の免許を持った方を病院に常駐させるなど、看護師の確保に動き出している病院も増えて来ています。色々な悩みを解決すべく、看護師の免許を取得後すぐに夜勤のないクリニックなどへの就職を希望する看護師が増えていることなども考えると、働き方の多様性に関して早急な対応が求められているのではないでしょうか。

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