看護の場で「教える」とは

どんな場合でも人にものを教えるということはとても難しい作業です。もちろんのことですが、教える事柄がすべて教える本人によく噛み砕かれ理解された事柄でなければなりませんし、教えた事柄に間違いがあってはなりません。そして世の中の常識に沿った事柄がその会社や医療機関の規則や社内ルールに沿った事柄とは限らない場合が多いので、その場その場に合っているかどうかも調べる必要があります。
 例えば医療機関などの場合、教えられた人は教わった事柄を次の人に伝えていかねばなりませんし、教えられた事柄を活かして責任をもって仕事をしなければなりません。一つでも間違った事があれば人の命を脅かすことにもなります。それゆえ、教える側にも教わる側にも責任があります。教わった事柄一つとしてあだやおろそかにはできません。そして教わった事に疑問があれば、教えた本人に分かるまで確認することが大事であり、自分で実践してみる「身を以て試してみる」という事が必要です。とかく学校で教わった事と仕事場での実践は違うと言われており、医療機関により仕事のやり方が違う場合もあります。より看護の場においてどちらが大事かも自分で考えてみることも必要です。 
 そして、教える側も教え方が上手かそうでないかによっても違いがでてくるものです。かって自分が先輩より教わった事柄といえども、自分で実践してみてどうだったかを考えてみて、こうした方がより効率的だと思えるような事があれば、変更することも必要ではないでしょうか。
 看護の立場ではない私の経験からですが、先輩から教わった事がどうも効率がよくない、やり方が古すぎるということがいっぱいあり、他の人と相談しながら仕事のルールを変えていった事がありました。時代の流れや技術の開発により、仕事のやり方に変化があってよいと思うのです。但し、その機関のルールに沿っていることが大事です。よく古いやり方を後生大事に抱えてそのまま通している所も少なくありません。ならばいっそうの事みんなで相談をして、効率の良い方法に変えてみる努力も必要ではありませんか。
 人に「教える」「伝えていく」ことの大切さをもう少し教える側も教わる側も考えてみてはどうでしょう。

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